今週のテニプリとシャカリキ!理論
どっちが勝ってもおかしくない運否天賦の勝負になった時は、「そのスポーツが好きな方が勝つ」「勝ちたいと思ってる方が勝つ」というシャカリキ!理論*1が適用されるのだな、と解釈したのはぼくだけでしょうか。
あとこちらの指摘も思い出すのですが、テニプリが特に描こうとしているのは「お互いに死力を尽くして戦う」姿そのものであって、勝敗自体は「どっちが勝っても別に良かった」というか、本当の勝敗は神のみぞ知るの領域に収めようとするあたりに、許斐先生の勝負観が強く表れているような気がします。
今回の手塚真田対決は、まさに最強の矛と無敵の盾がぶつかりあうような軍拡競争の行き着く果てを見ているような思いがしました。手塚対策が完璧な真田に対して、その「手塚対策が完璧な真田」対策として手塚ファントムを解放してしまう手塚、に対して「手塚対策が完璧な真田対策を見せた手塚」対策をまだ残していた真田、に対して…………、これはなんという泥仕合っぷり。
横山光輝系の、泥仕合バトルが大好きな人間としてはたまらないものがありました。