モリタイシ『RANGEMAN』1巻
あいこらの時もそうだったんですけど、気に入った漫画の単行本は1巻だけ初期投資のつもりで買うことにしてます(2巻以降は買うとは限らない)。
1巻に収録されたエピソードの範囲ではまだブレイクしてない、っていうスロースターターっぷりも『あいこら』に近い感じ。
「ヒット後の二作目」を描くサンデー作家って、そういうのをやりがちなのかも。
とにかく、ある種の少年漫画に特有の物語構造をそのまんま世界設定に取り込んだ手法は大胆で、やはり面白いですね。
その、ある種の少年漫画に特有の〜っていうのは、
- ダメ人間の主人公は、女の子に恋することで成長する
- 男らしく成長した主人公は、女の子への関心を失っていく
- しかしヒーローとなった主人公は、女の子にモテていく(笑)
これですね。
まぁ、この構造が頭の中にプリセットされてない人にとっては、確かに良くわからん出だしの漫画だったかもしれません。
でも、これが少年漫画の基本パターン(の一つ)でしょ? とか思うんですけどね。
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