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日曜朝番組簡単感想

エウレカ

 演出の勢いだけで強引に「実はデレてました」というアクロバット
 すげえムチャクチャで荒唐無稽と言っても良い展開でしたけど、視聴者の期待(快楽原則)に応える為のものだからこれはアリでしょう。


 逆に、「観客が期待してない」展開を「演出の勢いだけで強引に」納得させようとしたら(「実はトラウマ持ってました!」とか「実は可哀想な子だからDQNな行動取っても仕方無いんです!」とか)客は「えーっ」て思いますわな。作劇のマナーとしては、その違いかなと。

カブト

 天道総司のキャラ立ちが奇跡的なバランスの上に成立しているだけでもこの番組は評価する価値があります。実写(=生身の人間)で漫画的なキャラクターを成立させることの困難さ、というか。
 逆に言うとそれ以外の部分は、いくらツッコんでもキリがないくらいなんですけど、何故か気にならないのが不思議です。


 ところで他の「濃い」キャストが一様にキャラ立ちまくりなので、危機感を覚えた岬先輩はコスプレ七変化にキャラクター生命を懸けてきたのだなぁと思いました。

スプラッシュスター

 おだやかに関係性を積み上げていってるのが好感持てますね。
 感情的なアップダウンの激しかった前期シリーズに比べて物足りなさを感じる人は多いと思いますが(陰影を強調した演出に前期のイメージを連想した人は尚更)、それは今期に求めない方がいいものだと思います。


 そろそろプリキュアは、前期と今期の差違、のようなものを整理して解説してみた方がいいかもしれません。