『交響詩編エウレカセブン』6,7話
レントンが子供達と打ち解ける話と、ゲッコーステイトのメンバーに認められるまでの話。結構満足できる内容。*1
レントンの何も解ってなさっぷりとか。最後のホランドの独白とか。このくらいの塩梅で「少年」を美化するのが好みかもしれない。この番組が「大人向けを意識している」ことも、これではっきり確認できた感じ。*2玩具とかは売れないだろうけど、海外市場では歓迎されるんじゃないでしょうか。
先週の回もそうなんですが、いやレントンは本当にバカだなあ。バカだから周囲の現実を無視して頑張ることができて、そして頑張ると「ご褒美」としてエウレカに誉めてもらえたり抱いたりできるというこのわかりやすい構造! んでエウレカの色気が存在する所為で、余計レントンは(もう少しで現実を真面目に考えるきっかけが手に入りそうなのに)「まわりの見えないガキ」に戻らされるし。バカだなあレントン。
でも、ホンの少しずつ現実に気付いてるよってな風にも描かれていて、そこはやはり注目して良さそう。そりゃ、いきなり主人公が現実に直面しちゃったら4クールも話保たないだろうし、だからそういう意味ではエウレカは「レントンの目眩まし」としてバランスの取れたヒロインであるという評価もできます。
あと心理学的な話をするなら、レントンがエウレカに「利き手」をいつも握られているのは意図的な演出なんでしょうか。普通なら、最終的にレントンがエウレカの利き手を握るような演出を入れそうなものなのに、OP映像だと最後のカットになっても位置が変わりませんし。最終回までこの関係なのかしら。