今週の響鬼
1、2話の頃では考えられなかったくらい、演出がいい。
というか、本来こういう形を完成形として想定した演出スタイルだったのかな。ストーリーとしての良さもさることながら、カメラワークや音響が作品内の情感と完全に一致して初めて生まれる面白さ。うーん、この完成度の高さにはシャッポを脱ぎました。
マジレンが「根性&協力型」なのに対して、響鬼は一貫して「努力型」なんですね。その努力の描写がイヤミや理詰めになりすぎていない、バランス感覚は好ましいと思います。
あと、本当の意味でダメな奴やイヤな奴やどうしようもない奴が出てこない所も、安心して見ていられる所以ですね(アギト以降の平成ライダーは、キャラクターのドジや汚点で笑いを取る脚本が多くて嫌いだった。555だけ例外かな)。