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木尾士目〔監修〕『げんしけん OFFICIAL BOOK』

izumino2004-11-23

 う、この本Amazonで扱ってないのか。リンク張れない……。これですね。


 ぼく自身は『げんしけん』にあんまり思い入れが無いんですけど赤松健研究者としてはインタビュー記事の為だけにチェックせねばならないわけですよ。
 しかし中身を開けてみるとうーん(個人的視点では)つまらん。10ページもあるロングインタビューのクセに、これって「コミケに詳しい人(大手サークル関係者)」なら誰でも同じ受け答えができる質疑内容であって、わざわざ赤松さんを呼んで訊く必要ないじゃん、というのが第一印象。
 あとこれは編集の結果でそうなったんでしょうけど、中央大学木尾士目の出身校をない交ぜにしたような書き方になっててなあ……。どういう意図でこうしたのかしら。
 まぁ、純粋に「コミケの実情を良く知らないけど興味を持っている人」にはプラクティカルに参考になる話でしょうけどね。「げんしけんの本」としてはこれでいいんだろうと思います。でも食い足りなかったわー。


 それにしても、結婚して髪をカットした後の赤松さんはやっぱいい男になった*1と思うんですがどうでしょう。先生の最新プロマイドが手に入った、と考えればそれでいい気もしてきた(いや良くないよ)。

  • 余談1

 しかし、10代の子なんかだとこの本を真剣に「オタク入門書」として大事にすることも普通にありえるんでしょうね。隔世の感だ。

  • 余談2

 うーんざっと本読み流してたら、やっぱ『げんしけん』面白いかもとか思えてきた。

  • 余談3

 次は西本英雄先生の『もう、しませんから。』に赤松スタジオが出てくるらしいのでそれが楽しみだー。

*1:ハリウッドに行った後のジェット・リーに雰囲気が似てる。となんなく感じるのはぼくだけか