相田裕『GUNSLINGER GIRL』3、4巻
4巻発売に合わせて一気に購入。雑誌の方は追っかけなくなったので、現在は単行本派です。
ガンスリはアニメ版が先に終わってしまって、ネット上で語られることも少なくなりましたが、原作もまだまだ面白いですね。
色んな意味で相田裕の作家性で描かれているというか、美少女コミックらしさは更に薄れて、「洒落た映画っぽさ」が増してます。内容は、相変わらず酷薄で痛々しく苦々しく厭世的でせつない。
でもこういう、読後に心が寒くなって*1眠ってしまいたくなるような漫画も、読んでて気持ちいいのは確か。そしてそれが作者の狙いだろうと思いますし、その表現が成功している(また、初期と比べて上手くなっている)ことも評価したい所です。
個人的にはやっぱりクラエスとトリエラのエピソードが好きだな。あとペトロシュカを早く出してください先生。
- 作者: 相田裕
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2004/02/27
- メディア: コミック
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*1:悪い意味に受け取る人も居ると思うけど、誉めてる表現