HOME : リクィド・ファイア
 移行後のはてなブログ:izumino’s note

『マリア様がみてる〜春〜』第3話「いと忙し日日」

 そういえば、こないだ「朝に時間写した意味あんのか?」的な文句を言ってたわけですが、スタッフ達は前期からの引き続き作業で製作してるんでしょうから、雰囲気が深夜の時から切り替わってないのはそりゃ当然、しゃーないことなんでしょうな。放送時間枠は作ってる途中で決まったんでしょうから。
 最近、製作のままならなさに現場が振り回されるケースって、なんか多いですね。


 さて、キャラクターの全身が入った絵を増やしていたり、体を動かす工夫が見られるのはまぁ良かった。あの細っこいキャラクターデザインは、ちゃんと体ごと動してやらないと魅力が半減するはずなので。
 しかしそれで隠し芸のシーンが面白かったかというと、見せ方が微妙。小説と同じことを映像でやろうとしてもできないんだ、というのは言わずもがななことではありますが、実際にその事実を見せられるともどかしい気分に。
 でも今期の脚本は原作のシナリオに「手を入れる」ということを始めたようで、そのこと自体は評価していいと思います。ただ、それでいい効果が出てるかどうかはこれまた微妙なトコですね。


 なんだかんだ言って番組の雰囲気づくり(ギャグとシリアスのバランス感覚とか)自体はかなり固まってきてると思います。あとは、視聴者の好み次第なんでしょうけど。もっと独自路線にしてくれれば、原作ファンとしては割り切りやすいんですが。
 祐巳の絵のタッチが独特のディフォルメがかかってるなあ……と思って観てたらクレジットに西村博之の名前が。たぶんこの人の作画かな。


今週の良かったところ:黒板の前で祐巳がぶったおれる所
今週の残念なところ:なんだかんだ言ってあんまり好みの雰囲気でもないっていう所