(再読)小林少年『口紅物語』
レズの女の子と付き合うために女装するヘテロセクシャルな男の話(いわゆる「精神的レズ」ではなく)。
そのレズの子も最初は異性愛者で、男嫌いの反動から女の子と付き合っている。だからかセックスも膣・ディルドーを中心とした異性愛的なものを求めていたり。
結局主人公は女装がバレて相手に逃げられるんですが、その後、(女のフリではなく「女装をした男」として)関係をやり直そう、と説得する時のやりとりが以下のようなもの。
「私で・・・ リハビリしてみない?」
「この間話してないことがもう一つあるの
どうして女の子が好きかって事… それは… 柔らかいから
あなたには無理」
ガーン
小林少年が描く男性は大抵女性に負けるわけで。*1
他の短編でも女の子の方がガッツポーズを取っていてカッコイイ。