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 移行後のはてなブログ:izumino’s note

金田達也の新連載「キミタカの当破!」をチェック

http://www.muhyojo.com/magazine/Koudansya/Monthly-Rival-0807-8/T-3.php


実力のある作家さんなので、この新連載は本当に良い機会だと思います。
こんなこと書くのはたいへん恐縮なのですが、すごくサンデーっぽいです。

月刊 少年ライバル 2008年 08月号 [雑誌]月刊 少年ライバル 2008年 08月号 [雑誌]

講談社 2008-07-04
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 いつ単行本化されるのかわからないので、連載でチェックすることにしました。
 『あやかし堂のホウライ』(「サンデー超」誌上での連載デビュー作)は掛け値無しの名作ですね。

あやかし堂のホウライ 3 (3) (少年サンデーコミックス)あやかし堂のホウライ 3 (3) (少年サンデーコミックス)
金田 達也

小学館 2006-02-17
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スクランデータベース更新

『School Rumble』における反復・対比・暗示のリスト の更新

 もう先週ですが、本誌の今週分(♯280)を更新しています。


 未読の方はトップの「はじめに」からお読みください……と言っても、そろそろ古い時期の文章だから「はじめに」は書き直した方がいい気も。
 チャットやオフでしか話したことはないんですが、ウチはストーリーの進展に合わせて「作品全体のテーマ的ルール」の分析をしているので、本来なら、その「総括されたテーマ、世界観」を踏まえながら反復対比構造に全体的な意味を与える必要があります。
 順番は逆かもしれませんが、作品の「世界観」が先にあって、それを表現するためのツールが反復対比構造。だから世界観を分析できていないと、反復対比を読んでも意味は無いんですが、世界観の説明って《スクラン考》くらいでしかやってなくて、あれも連載途中に書いたほんの一部でしかないですからね。現時点の世界観やルールについては、各自の感性で感じ取りましょうというスタンスで更新作業は続けています。


 今はその世界観理解に基づいて(しかし総括的な説明は抜きにして)、反復対比のパーツばかり列挙している感じですが、じゃあ全体のテーマを先取りしてハッキリ書いてしまえばいいかというと、それは原作の「ストーリーそのものを追う楽しみ」を阻害してしまう行為でもあるので難しい所です。
 当然、そもそもストーリーが完結してからでないと「総括」作業は完了しませんから、やはり説明は全てが終わってから、ということになるんでしょうか。