最近読んでいる「小説家になろう」作品
最近連載が始まったシリーズで、更新ペースも早い方なのでチェックしてるWeb小説をふたつ紹介します。
四魔+デイズ
- 作者:皐月二八
いわゆる「魔族娘(悪魔っ娘)」というジャンルの中に「ヤンデレ妹」属性が混ざったハーレムもの。
四タイプの魔族娘が主人公(魔王)の妹として登場し、全員が世界最強クラスの魔族(一人でも簡単に世界を滅ぼせるレベル)で絶世の美女、というマゾい設定で……、コアな魔族娘萌えの人からも感想を聞いてみたいものですね。
主人公が地球から異世界転生して魔王になって、魔王になってやることが内政や執務がメイン、というベースのストーリー自体は「小説家になろう」の流行に合わせたものでしょう。作者の如才のなさを感じさせます。
FPS少女と隻腕のナイファー
- 作者:鬼の子マイク
で、最近のWeb小説は「オンラインゲームの世界に転生する」設定の小説や、近未来のVRRPG(仮想現実RPG)を扱った小説がちょっとしたブームのようです。
しかしこの作品は異世界転生もせず……、現実レベルのFPSゲームをただプレイして競う合う、という現代日本が舞台のお話。
こういう現代モノは珍しいですね。
『BREAK-AGE』や『アクセル・ワールド』で描かれるような「近未来的なオンラインゲーム」を、単なるFPSに置き換えたらこうなる、といいますか。
仕立てとしては「ガール・ミーツ・ボーイ」の関係性になっていて、少女の側が主人公というあたりも『BREAK-AGE』と『アクセル・ワールド』の反対っぽくて新鮮ですね。
(※その少女がゲームコミュニティ内で「皇女」扱いを受ける強豪プレイヤーだったのが、ピーキーな強さの少年と出会う……という構図でもまさにそんな感じですね。)
作者の人はアメリカ生まれだそうですが、かなりガチなFPSプレイヤーが書いている様子があり、これもまたコアなFPS好きの人から感想を聞いてみたいと思っています。