購入録
ノンフィクション
- 加藤徹『西太后―大清帝国最後の光芒』
- 大牟田章『アレクサンドロス大王―「世界」をめざした巨大な情念』
- 夏目房之介『夏目房之介の漫画学―マンガでマンガを読む』
- 夏目房之介『マンガはなぜ面白いのか―その表現と文法』
加藤徹氏の本は『貝と羊の中国人』、『漢文の素養』、『漢文力』の順に読んできましたが、どれも面白かったので*1『西太后』も読んでみました。これもアタリ。
「アレクサンドロス大王」は積んでるので、今から読みます。
漫画
『SALVA ME』は一応ボーイズラブという括りなんですが、そういうジャンルのカテゴライズを全く気にせず読めるというのが、紺野さんならではという感じ。同性愛的な描写があっても、いっそ竹宮恵子が少年愛モノを描くような感覚なので、むしろ少女漫画らしい少女漫画を彷彿とさせます。
『コナコナチョウチョウ』は通販で届いたばかりなので、あとで読みます。
雑誌
『大学漫画』のVol.7が、「四大少年誌の編集長インタビュー」を敢行してますね。それぞれが立たされている「現状」に対するスタンスの違いが明確に出ていて、楽しい（まず部数拡大の話が第一のジャンプに対して、「面白ければいい」のチャンピオン、とか）。
シェアの広さ（＝「編集部からどういう読者が見えているか」）と、編集方針は直結するものだということが良く解ります。
おおむね、従来からある誌風のイメージから、今もさほど変化していない印象でもあるのですが、それぞれの誌風そのものに詳しくない人、編集方針に興味があるという方は目を通してみると良いものでしょう。
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*1:まぁ一般向けに平易な『漢文力』は読み応えが落ちるとしても
