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『魔法先生ネギま!』第15話

 一部がバカアニメのノリになってて脇役のキャラを壊しているのはいただけないのですが、全体的に言って、羽原信義新監督(? 役職名はプロダクションディレクター)のディレクティング作業は信頼を置くにあたる、と判断できる内容だったと思います。
 まぁつまり、第1話の感想の時にぼくや飛龍乱センセが要求していた「秀才」の仕事を果たしている、ということですね。


 今回も、原作だと「18ページしかない」尺に詰め込まれたエピソードを、「30分」の尺の長さを利用して丁寧に描き込んであり、視聴者も感情移入しやすい、説得力の高いフィルムに仕上がっていたと思います。赤松さん自身も好きなドラマのパターンである「ライトな感動系の回」のアニメ化としては良くまとまっていたんじゃないでしょうか。
 まぁツッコミ所は多かったんですけど今回は大目に見ましょう(ツッコミ所を作ってしまうスタッフのツメの甘さに懸念材料の臭いを嗅ぎ取らなくもないのですが……様子見かな)。
 ところでウケたのは、「第1話を回想するシーンの色指定をちゃんと修正していた」ことで、ああ、完全にあの「デジデジ彩色」は無かったことにするつもりなんだなと。むしろその意思表示と受け取りました(DVD版での)。TV放映版のビデオはプレミア化必至!
 ただ、確かに鳴滝姉妹の髪の色なんかはショッキングピンク→珊瑚色に修正されていたんですが、明石裕奈なんかは相変わらずの黄土色(ややカーキ色っぽく修正されてはいるけど)。だとすると千雨なんかは緑のままなんだろうな……結局。