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『特捜戦隊デカレンジャー』第45話「アクシデンタル・プレゼント」

 つっても誰かに迷惑電話して話し込んでいたわけでもなくて、ずっと昼寝していたわけですが。
 プリキュアとセットで評価したい、っていうのは「むちゃくちゃ低予算臭いのにこの面白さはなんだ!」って所。プリキュア青山充一人作監の回で、芝居は殆ど歌を唄うだけですしね。プリキュアに関してはまた後で語るとして、今回のデカレンは総集編を兼ねてバンクを使いまくりつつ、怪人も再利用するし、ロケーションはそこらへんの道端かテレビスタジオ(小道具もいわゆる「ありもん」の類)で、演出はCGによる画像処理に頼りまくり。怪人のサナギ状態はアホかというくらい投げ遣りな造形だし、宙吊りの特撮(あれは特撮とかそーいうレベルじゃないよな)に至っては「別にいーよね、ピアノ線見えたって。年末進行だしな!」と叫ばんばかりのいーかげんさだ。油断してるとボスのキャラも崩れてきてる始末。


 しかし何故こんなにも面白いのか!


 デカブレイクのトルネードフィストが避けられ、サンダーフィストやファイヤーフィストがまるで相手に通用しないあたりで大爆笑。こうなるともう「ギャグだったらなんでも許せる状態」で、笑いを取るのは予算じゃねえなあ……と実感させていただきました。
 ちなみに脚本は横手美智子。流石だぜ。それとテツの役者の人は予想しないベクトルで演技が達者になったなぁ、と(笑)。
 余談ながら、戦隊シリーズお約束の「ヒロイン七変化」はデカレンじゃあせんのでしょうかね。最初、今回が七変化話なのかと思ったものなのに……。まぁ、“girls in trouble! DEKARANGER”の映像では七変化みたいなことをしてるから、いいのかな。