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 移行後のはてなブログ:izumino’s note

ゲーム内でのジェンダーと、RPGにおける「キャラクターの製作」(Tale of the Dragon’s Tail)

 ある人からは「スルーしとけ」みたいなことを言われてたんですが、以前なんでTRPG系のサイトは交流したがらないのっていう話題を振っていた手前。できるだけ反応しといた方がいいかなと考えなくもなく。


 えーと、TRPGにおけるキャラクター製作は、アマチュア絵描きにとっての「オリキャラを描くこと」と相似していると思いますよ。
 男絵描きは女性キャラでも男性キャラでも描くし、女絵描きも両方描くでしょう(女性キャラが多い気がするのは今の「流行」ってやつです)。彼らが異性のキャラ絵をアップする度に「お前の性的嗜好がどうこう」とツッコまれるとしたら、少し可哀相な気もします。
 そこにおいてセクシャリティの投影は確かに目立ちますが、セクシャリティが必須というわけでもないです。実際に絵描きサイトを巡ってみれば解ることですが、性的でストレートな欲求以外にも

  1. ウケが取れるキャラ
  2. アクセスが稼げるキャラ
  3. 描くのが難しいとされるデザインのキャラ
  4. 描きやすいデザインのキャラ(※これは「描きたくても好きなキャラを描ける画力が無い」場合もある)
  5. 単なるフリーハンド

と、異性キャラを描く動機には色々あります。これは男でも女でもあんまり変わんないじゃないでしょうか。
 こういうアマチュア絵描きの意識は、TRPGプレイヤーの意識に結構似てるんじゃないでしょうか。1.や2.をTRPGに置き換えると「他のプレイヤーの評価を予測しやすいキャラ」になりますし、3.は向上心として理解できますし、4.や5.は「設定に凝らなくてもその場で動かせるキャラ」ってことでしょう。
 まぁつまり、ジェンダーセクシャリティに拘らず、その場に適したキャラクターをやればいいんじゃないですか、っていう話なんですが。