『ジェネレーションズ』
好きなドラマは、と訊かれると『新スタートレック』(以下TNG)、と答えることにしています。
そのくらい大好きなんですが、好きなものほど距離を取ってしまうもので。映画版を観ようという気に、あまりなりませんでした。別物だったらどうしようという不安があったのでしょう。
今日レンタルして、『ジェネレーションズ』を(TV放送派なので吹き替え版を)観てみました。素晴らしいです。全然映画版を観ている気になりません。
素晴らしいキャスト。
素晴らしい脚本。
おまけに素晴らしい声優。
全部好きです。
それにしても、レジェンドクラスのキャラが多いシリーズですこと。
特にピカード艦長は、うっかりアメリカ大統領に投票したくなるほどです。指輪ファンから見たガンダルフ相当。
逆に考えてみると、これほどまでに優れた「士官ドラマ」が放送されているからこそ、アメリカ国民はアメリカ中心主義の「正義」を疑わずに済んでるのかもなあ、とか(TNGは「正義」という露骨な台詞回しが少なく、むしろ「人道的イデオロギーから決して離れない」という安心感を与えるものですが)。
その後、『ギャラクシー・クエスト』を観ました。
うーん。「ここが感動するシーンなんだな」というのは判るんですが……、期待したほど楽しめませんでした。ぼくが、スタートレックの第一期シリーズを観てない所為かもしれませんけど。もうちょっと掘り下げられた企画なんじゃないかなあ、という印象はあります。